教育理念
人材教育
ものづくりの根幹は人づくりにあると深沢製作所は考えています。QCDを改善することやお客様にとって価値ある提案を行うことは製造業の企業として当然の取り組みですが、そのためには人材育成が必要不可欠です。
特にわれわれ深沢製作所のように、スピードと精度が要求される、技術力が核となる会社においては、独自技術の継承、研鑽が必須となります。
加え、多くのお客様と関わる中で、付加価値を創出していくためにはコミュニケーション力も欠かすことのできない能力です。
深沢製作所ではこのような課題に対し、人材教育を企業の最重要課題と捉え、計画的に育成を進めています。
技術継承・研鑽
これまで職人と呼ばれる人の技能が、創業以来、深沢製作所を支えてきました。職人たちの技術の多くは、通常業務の中で若い人たちに伝達することが容易ではない、という側面が
あります。
このベテランの「暗黙知」を「形式知」とすることが、深沢製作所の人材教育のテーマのひとつです。
若い世代が、ベテランの技術を早く吸収して、成長するためのマニュアル作り等を行っています。
人材育成プログラム
社員の多能工化、生産性向上を目的として、深沢製作所では技能を49種類に分類し、社員の等級を7段階に分けています。
資格級の分類だけでなく、キャリアアップのための社内勉強会も定期的に実施。最終的に、社員全員が1人で、陣頭指揮を取って工場を運営できるレベルになることを目指しています。
社員1人1人が自身のキャリアプランを考えながら、日々能力・技術の向上にチャレンジしています。またお客様が工場見学に来られた際は、積極的に社員がプレゼンテーションを行うことで、コミュニケーション能力の強化も行っています。
特徴
1.現場作業者の技術力を向上させることを目的として、
継続的・計画的に行っている独自の”教育・訓練年間計画表”に基づく教育訓練。
2.個別の作業者の教育訓練の内容を”教育履歴”として残すことで、会社全体で作業者毎の進捗を管理。
3.機械設備ごとに段取り・稼動操作・修理・復旧・メンテナンスまでの取得技術を最大7段階まで分けた、
”資格教育実施表”による作業者の技術の見える化。
4.通常の加工作業だけのオペレーションに限定されない、
”設備・機械日常点検記録”による設備・機械の長寿命化の実現とトラブルの防止の実現。
< 深沢製作所の社内教育制度に使用している帳票 >